2011年08月19日

03.スポーツ

貴志が日本一 都市対抗少年野球淡路島大会

優勝旗、 優勝カップを手に喜びの貴志ナイン

優勝旗、 優勝カップを手に喜びの貴志ナイン

第33回全日本都市対抗少年野球淡路島大会が、 14日から16日まで佐野第1野球場 (兵庫県) を主会場に開かれ、 和歌山市代表の貴志少年野球団が初優勝を飾った。 初戦でエース樋尻が負傷降板するアクシデントがあったが、 緊急登板した捕手の中川が、 2回戦のノーヒットノーランを含む5試合23イニング連続無失点の力強い投球を披露。 浜手リトルウェーブ (高砂市) との決勝では先発の石井を、 4回から救援した中川が4イニングを零封。 打線も6回に集中打で3点を勝ち越し5―2で快勝、 念願の日本一に輝いた。

◇1回戦

能登川西
000000
貴 志
020002

◇2回戦

おのころ
000000
貴 志
041005

◇3回戦

貴 志
000011
今津ファイターズ
000000

◇準々決勝

城 東
000000
貴 志
001102

◇準決勝

吉祥院ユニオンズ
0010001
貴 志
0002002


◇決 勝

TEAM1234567
浜手リトルウェーブ
20000002
貴 志
200003X5

大会には富山から沖縄まで19府県の55チームが出場、 トーナメントで熱戦が繰り広げられた。
4年ぶり2回目となる貴志は、 1週間前の全国スポ少大会準優勝の雪辱に燃え、 初戦に臨んだが、 1回表、 最初の打者の飛球を処理した樋尻が捕球の際、 右手首を痛め降板。 2回からマウンドを任された中川は、 持ち前の速球を武器に能登川西 (滋賀) を1安打に抑え完封。 打線も2回の2死満塁の好機に奥の内野安打で2点を挙げ、 エース不在のピンチを切り抜けた。

2回戦からは中川―稲垣のバッテリーが本領を発揮。 おのころ (南あわじ) を1四球、 無安打。 3回戦の今津 (西宮) も2安打13奪三振と相手打線に隙を与えなかった。 打線も好投中川を援護。 今津を1―0、 続く城東 (愛媛) を2―0、 吉祥院 (京都) を2―1と、 勝負強い打撃で相次ぐ接戦を制した。

3日間連戦となるハードな日程を勝ち抜いた決勝は、浜手(高砂)と激突した。先発の左腕石井は、初回守備の乱れから2点を先取されたが、味方打線もその裏、中川の中越え2塁打などで2点を返し同点。 さらに6回には2死1、 3塁から栗本の内野安打、 宮本の左翼線を抜く3塁打などで3点を奪った。 巧みな投球の石井を4回から中川が引き継ぎ相手打線を翻弄(ほんろう)。最終回も反撃を許さず、優勝旗を手にした。

チームの優勝とともに監督賞を受賞した貴志の西田監督は 「みんなよく頑張ってくれた。 決勝は集中打が出たが、 1回戦から接戦も多く、 守りで勝った優勝だ」 と激戦を振り返り喜びをかみしめた。 貴志ナインは次の皆さん。

監督=西田嘉平▽コーチ=鈴木明夫、 西林昭二▽主将=中川虎大▽選手=樋尻航輝、 栗本裕矢、 石井悠斗、 竹田光希、 湯川祥吾、 奥颯人、 笠原健人、 稲垣朋弥、 宮本優衣哉、 甘木海真、 高橋龍生
監督賞に輝いた貴志・西田監督
監督賞に輝いた貴志・西田監督





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