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優勝旗、 優勝カップを手に喜びの貴志ナイン |
第33回全日本都市対抗少年野球淡路島大会が、 14日から16日まで佐野第1野球場 (兵庫県) を主会場に開かれ、 和歌山市代表の貴志少年野球団が初優勝を飾った。 初戦でエース樋尻が負傷降板するアクシデントがあったが、 緊急登板した捕手の中川が、 2回戦のノーヒットノーランを含む5試合23イニング連続無失点の力強い投球を披露。 浜手リトルウェーブ (高砂市) との決勝では先発の石井を、 4回から救援した中川が4イニングを零封。 打線も6回に集中打で3点を勝ち越し5―2で快勝、 念願の日本一に輝いた。
◇1回戦
能登川西 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
貴 志 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
◇2回戦
おのころ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
貴 志 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 5 |
◇3回戦
貴 志 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
今津ファイターズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
◇準々決勝
城 東 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
貴 志 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 |
◇準決勝
吉祥院ユニオンズ | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 |
貴 志 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 |
◇決 勝
TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
浜手リトルウェーブ | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
貴 志 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | X | 5 |
大会には富山から沖縄まで19府県の55チームが出場、 トーナメントで熱戦が繰り広げられた。
4年ぶり2回目となる貴志は、 1週間前の全国スポ少大会準優勝の雪辱に燃え、 初戦に臨んだが、 1回表、 最初の打者の飛球を処理した樋尻が捕球の際、 右手首を痛め降板。 2回からマウンドを任された中川は、 持ち前の速球を武器に能登川西 (滋賀) を1安打に抑え完封。 打線も2回の2死満塁の好機に奥の内野安打で2点を挙げ、 エース不在のピンチを切り抜けた。
2回戦からは中川―稲垣のバッテリーが本領を発揮。 おのころ (南あわじ) を1四球、 無安打。 3回戦の今津 (西宮) も2安打13奪三振と相手打線に隙を与えなかった。 打線も好投中川を援護。 今津を1―0、 続く城東 (愛媛) を2―0、 吉祥院 (京都) を2―1と、 勝負強い打撃で相次ぐ接戦を制した。
3日間連戦となるハードな日程を勝ち抜いた決勝は、浜手(高砂)と激突した。先発の左腕石井は、初回守備の乱れから2点を先取されたが、味方打線もその裏、中川の中越え2塁打などで2点を返し同点。 さらに6回には2死1、 3塁から栗本の内野安打、 宮本の左翼線を抜く3塁打などで3点を奪った。 巧みな投球の石井を4回から中川が引き継ぎ相手打線を翻弄(ほんろう)。最終回も反撃を許さず、優勝旗を手にした。
チームの優勝とともに監督賞を受賞した貴志の西田監督は 「みんなよく頑張ってくれた。 決勝は集中打が出たが、 1回戦から接戦も多く、 守りで勝った優勝だ」 と激戦を振り返り喜びをかみしめた。 貴志ナインは次の皆さん。
監督=西田嘉平▽コーチ=鈴木明夫、 西林昭二▽主将=中川虎大▽選手=樋尻航輝、 栗本裕矢、 石井悠斗、 竹田光希、 湯川祥吾、 奥颯人、 笠原健人、 稲垣朋弥、 宮本優衣哉、 甘木海真、 高橋龍生
監督賞に輝いた貴志・西田監督
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