紀伊が初出場Ｖ　黒潮学童野球大会

第5回本州最南端串本 「黒潮学童野球大会」 が串本町のサン・ナンタンランド野球場を主会場に開かれ、和歌山市代表で初出場した紀伊少年野球クラブが、 優勝を飾った。 県内16チームによるトーナメント戦が行われ、 サヨナラ勝ちや逆転勝ちの厳しい試合を勝ち抜き決勝に進出した紀伊は、隅田(橋本市)を相手に初回の2本塁打を含め猛打爆発、 守っては浅香、 鳥居の継投で終盤の反撃を振り切り9―3で快勝。 チーム全員で目指した優勝旗を手にした。

◇1回戦
串本ファイターズ
0000000
000001
紀 伊

◇2回戦
紀 伊
0010111
21003
みさきストロングス

◇準決勝
三輪崎
1000001
010002
紀 伊

◇決勝
紀 伊
52000119
10000203
隅 田

「全員の力で優勝しよう」 を合言葉に大会に臨んだ紀伊は、 1点を争う大接戦となった初戦と準決勝を、 持ち前の勝負強さで辛くも勝ち、 相手に先制を許した2回戦は中盤の集中打で逆転し、 11―3で圧倒した。

苦しみながらも勝ちムードに乗る紀伊は、 決勝の初回、 1死2塁の好機に浅香が左越え本塁打、 1点を加えた後に2死3塁で田井 (魁) の左中間越え本塁打も飛び出し5点を先取した。 2回には2死3塁から浅香、 雑賀の連続適時打で2点を加え、 6回に相手バッテリーの失策で1点。 7回も2死3塁と攻め島田の左前適時打で9点目を挙げた。

好調な打線の援護に先発の浅香も好投、 1回に1点を失ったが、 以降は走者を出しながらも要所を締め、 2点を許した6回2死から鳥居につないだ。 鳥居は最終回も含め打者4人をわずか11球で無安打に抑え、 みんなの約束を果たした。

紀伊の久保監督は 「チームが一丸となり優勝することができた。 優勝を目標としていたが、 初戦から息の抜けない試合の連続をよくみんな頑張った」 と激戦を振り返った。

《紀伊少年野球クラブ》監督=久保孝一▽主将=浅香孝至▽選手=鳥居大晃、上野山大智、島田徹平、田井魁人、村上修斗、田井誠人、中筋航、稲山幹也、井上竜汰、山﨑裕史、北川樹、中村考佑、雑賀伸、 山川智瑠