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盾を手に優勝した堀さん |
紀の川の大アユで釣りを楽しんでもらおうと 「紀ノ川大鮎友釣り大会」 が21日、 紀の川市井田の新龍門橋付近で開かれ、 釣り師30人が腕を競った。 紀ノ川漁業協同組合が主催。 最多釣果の17匹 (最大22センチ) で優勝した釣り歴30年の自営業、 堀浩典さん (58) =奈良県五條市=は、 「うれしいです! 魚の気持ちになって、 泳ぎやすいポイントを狙うことがこつかな」 とにっこり。
大会は約200メートルの区間で勝負。 前日からの雨で川の状態が心配されたが、 濁りもなくアカ (石に付いたコケ) の状態も良好で釣り日和となった。 参加者は午前7時に入水。 腰の高さまで水に浸かり、 ずらりと竿を並べた。 早い人ではおとりアユを川に放って1分ほどで竿が大きくしなり、 アユを釣り上げていた。 堀さんは川下狙いでポイントを変えず釣ったことが勝利につながった。
アユは堰に近い上流は小さめで、 下流に行くほど大きくなった。 3時間で一人数匹~十数匹を釣り上げた。 入賞者には盾が贈られ、 今大会最大23センチのアユを釣った大阪府羽曳野市の中下藪雄さん (76) には、 大アユ賞としてジャンボスイカが授与された。
同組合の井上博紀組合長 (73) は 「ことしは歩けば踏むぐらいアユが多かったので楽しんでもらえたのでは」 と話していた。
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