ことしも大きく　粉河の十禅律院でヘチマ

9月12日の中秋の名月に行われる「糸瓜(へちま)加持」を前に、ぜんそくやせき封じの寺として知られる紀の川市粉河の十禅律院(不二澄順住職)で、 ヘチマが大きく育ち、参拝者の心を和ませている。

同寺によると、ことしは気温の高い日が続いたため、例年より早く成長したという。高さ2メートルある棚には、30センチほどに育った青々としたヘチマがぶら下がっている。不二住職(52)は「ことしは東日本大震災もありましたので、ぜんそくやせき封じと、被災地の慰霊の意を込めて法要を行います」と話している。

加持祈祷(きとう)は午前9時半、同11時、午後2時の3回。護摩木をたいて祈る。問い合わせは同寺(TEL0736・73・4826)。