2011年08月31日

00.社会

ラジオ体操普及に貢献 直川の嶋さん表彰

ラジオ体操普及に貢献

表彰され照れ笑いを浮かべる嶋さん

(株)かんぽ生命保険(東京都、 進藤丈介取締役兼代表執行役員会長)、 NHKなどが共催し、 ラジオ体操の普及に貢献した個人・団体をたたえる 「ラジオ体操優良団体等表彰」 で、 県内から和歌山市直川の直川地区公民館長、 嶋雅男さん(73)ら2人と1団体が選ばれた。 受賞者の1人、 嶋さんは 「自分は世話しただけ。 頑張った子どもたちを褒めてあげたい」 と話している。

同地区のラジオ体操は公民館が主催し、 子どもや保護者、 地域の人を対象に 「早起きの大切さ」 を知ってもらおうと昭和43年にスタート。 毎年、 7月下旬から8月中旬の間に行っている。

嶋さんは公民館長になり6年目を迎えた。 引き継いだ当初は、 サンダルで来る児童も多く、 「危ないから運動靴を履かないと駄目」 と一喝したこともあるという。 「一言言えば児童はすぐに理解する」 と感心。 炎天下の中、 朝礼台に立ち、 左右の動きを反転させて見本を見せることに苦労しているという。

ことしは222人が自主的に足を運び、 94人が皆勤賞を受けるなど大勢の人が熱心に参加。 嶋さんは、 ラジオ体操を通じて地域全体で交流し、 「地域を盛り上げている」 と笑い 「大人も子どもも朝のけじめが付けられるように続けていきたい」 と心を新たにした。

嶋さんの他、 同市の八栄モーター(株)(団体)、 海南市の青木紀子さん(個人)が受賞した。 嶋さんへの表彰式は1日、 市立直川小学校で行われる。





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