2011年08月31日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

ヘリでの物資搬送も 紀の川市総合防災訓練

紀の川市総合防災訓練

救援物資の毛布をつり下げたヘリ

大規模災害に備える第4回紀の川市防災総合訓練 (市主催) が28日、 同市桃山町段の桃山グラウンドで行われ、 消防団員や市民約1300人が参加。 消火訓練やボランティアセンター開設訓練などを行った。 また県内の防災訓練では初めて、 防災ヘリ 「きしゅう」 で救援物資をつり下げて搬送する訓練も行われた。

搬送訓練では、 毛布500キロ (200人分) を詰めた約20個のダンボール箱を会場の河川敷に降ろした。参加者は、 ヘリコプターが低空飛行し、 防災航空隊が機体から物資を外す作業を見守った。最大約2トンの物資のつり下げが可能という。

参加した同市桃山町第1分団所属の西前雅士さん (35) は 「東日本大震災もありましたので、 団員の防災意識も高まっています。 地元は津波はありませんが、 土砂災害などの可能性もあるので気を引き締めたいですね」 と話していた。

防災ヘリは平成7年1月の阪神淡路大震災で高速道路や鉄道が壊滅的な被害を受けたことを受けて、 同年10月に1機導入、 翌年運航開始されている。

昨年度は山火事の消火、 救急搬送、 津波警戒などで93件の出動があった。 本年度は8月末現在43件。 基地は白浜町にあり、 65キロ圏内の同市までは20~25分程度で到着するという。





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