2011年09月08日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

「ため池の改修早める」 県政報告会で知事

仁坂吉伸知事による県行政報告会

仁坂知事の話を聞く聴衆

仁坂吉伸知事による県行政報告会が7日、 紀の川市西大井の市役所南別館ホール田園で開かれた。 仁坂知事は台風12号の影響で決壊した同市北涌の愛宕 (あたご) 池の被害を受け、 「ため池の改修をスピードアップ (予算の拡大) していく」 との方針を示した。

会場には立ち見が出るほどの約400人が集まった。 仁坂知事は冒頭で今回の台風被害に触れ、 「県民の安全を守らないといけないと思っていたが、 死者と行方不明者は合わせて72人になった。 大変な数で言葉を失っている」 と胸の内を語った。 愛宕池の決壊については 「点検で少し要注意の池だったが、周辺に人 (民家) が少なかったので優先度が低かった」 とし、 想定以上の被災だったことを明らかにした。

市内で工事が進んでいる京名和自動車道に関しては、 「完成すれば大阪、 奈良の他、 名阪道路を使えば経済力の強い名古屋ともつながり、 紀北が確実に変わる」 と期待を込めた。 また、 会場から 「平成25年に打田インターが開通すれば混雑するので、 インター周辺道路を拡幅してほしい」 との要望があり、仁坂知事は 「4車線化は厳しいが、 交差点を直せばスムーズに走る」 と周辺道路を整備する構想を示した。

参加した同市中三谷の区長、 馬場勝久さん (63) は 「道路整備などについてあまりいい話は聞けませんでしたが、 今後に期待したいですね」 と話していた。





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