市和商生がデザインのタクシー発進！

和歌山市六十谷の私立和歌山商業高校(西川洋校長)デザイン科に新車のペイントデザインを依頼していた有田交通(株)(同市太田、岩橋正典社長)のタクシー5台がこのほど完成。19日に本社で出発式が行われ、真新しい車が市内に走り出した。
デザインはことし同社の70周年を記念し、タクシーの側面ボディに入れるロゴなどについて「安全・安心・気軽」をキーワードに、同社のマークのイメージである星を生かすシンプルなデザインを要望。市和商側は、デザイン科2年の「ビジネスデザイン」の授業で取り組み、授業を選択している生徒21人が約1カ月かけて作製した中で、2年の北原まいさんの2作品が採用された。
出発式は岩橋社長をはじめ関係者らと北原さんほか、落語家の桂枝曾丸さんも出席。岩橋社長は「わが社も70歳になろうとしている。素晴らしい楽しいデザインを作っていただき心からお礼を申し上げたい」とあいさつ。北原さんは、「これを機にお客さんとの信頼関係を深めてもらえたらうれしい」と社に向けて希望を託した。