2009年03月22日

00.社会

つつじが丘に新駅構想

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つつじが丘駅設置に向けた調査区域

夢で終わるか、現実になるか。 スカイタウンつつじが丘分譲地の販売を促進しようと、 和歌山市は新年度、 南海加太線に新駅 「つつじが丘駅」 を設置するための調査に乗り出す。 周辺の開発状況や利用状況、 同地からのアクセスなどを詳しく調査し、 設置位置や規模などを検討する。 現在開会中の市議会に予算330万円を計上している。

スカイタウンつつじが丘分譲課によると、 同地は現在、 宅地241区画を売却しているが、 456区画が売れ残っている状況。 19年度に価格を改定し32区画、 20年度は19日現在20区画を売ったが、 まだまだ空き地が目立っている。
高台に立つ同地からの眺望などは大きな魅力であるが、 購買意欲向上にはつながっていない。 また、 公共交通の便が悪く、 同地を巡回するバスは一日に2本。 県道粉河加太線を走るバスも便数は増えたが1時間に1本。 最寄り駅の二里ヶ浜駅までは歩いて20分以上かかるため、 どうしても車ありきの生活が求められる。
新駅の検討区域は、 つつじが丘の南西約500メートルの県道と南海加太線が併走し始める地点から南に約300メートルの間。 東西に走る県道もしくは、 現在用地買収を進めている本脇と磯ノ浦を結び南北に走る市道 「坂田磯の浦線」 に接するように駅を設置できるか調査を進める。
南海電鉄によると、 加太線の一日の平均乗降客数は、 加太駅で852人、 磯ノ浦駅で173人、 一番多いのが八幡前駅の2063人。 二里ヶ浜は469人となっている。
同課によると、 新駅の詳細な設置構想はまだなく、 あくまでも調査段階。 同課は 「この調査結果をもとに南海電鉄と交渉したい」 とするが、 「駅一つ作るということは並大抵のことでない。 利用客数、 周辺人口なども加味すると、 新駅設置には多くの課題がある」 と話している。



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