紀美野の未来塾が再スタート

紀美野町田にある廃校舎を活用した宿泊施設「セミナーハウス未来塾」が今年度から、利用者がより楽しめる施設へと内容を一新させて再スタートした。これまで無かった体験イベントや遊びも充実。今月から塾長を務める平井二嗣さん(51)は、「利用者の方が決してがっかりすることのない、満足していただける施設にしていきたい。合宿、音楽、趣味の集まりなど、使い方は自由なので気軽に遊びに来てほしい」と呼びかけている。

同施設は廃校になった国吉小学校の木造校舎を活用して昭和63年にオープン。昨年度まで町が経営し、スポーツクラブの合宿やレクリエーションなどに使われてきた。しかし、年間利用者数は平成17年度が2105人、18年度が1755人、19年度が1388人と年々減少。採算をとるためには3000人まで持ち直す必要があるという。
平井さんは昨年末まで経営していた「民宿ひらい」を廃業し、指定管理者として同施設を運営することになった。多くの人に来てもらうため、民間の特性を生かしてさまざまなアイデアを提案。施設内に喫茶・軽食室をオープンさせ、毎月違う山里体験イベントを開催していくことにした。レクリエーションとして「ストラックアウト」や「ジャンボフリスビー」などの遊びも用意。中でも関西初という「トレジャーハンティング」は、地中に埋められた1000枚のメダルを金属探知器を使って探すゲームで、メダル3枚を集めるとニンテンドーDSiなどが当たる抽選に参加でき、若者の人気を集めそうだ。
施設は1人から80人規模の団体まで利用可能。今の時期は校庭でお花見バーベキューもできる。詳しくはホームページ「http://www.kimino.jp/miraijuku」を参照。問い合わせはセミナーハウス未来塾(073・498・0521)へ。