神出さんが3連続無投票で再選

任期満了に伴う海南市長選が12日告示され、現職の神出政巳さん(58)=無所属=が無投票で再選を果たした。旧海南市から数えて3回連続の無投票当選。2期目については 「市民病院建て替えなどまずは安全・安心のまちづくりに着手し、そして中心市街地はじめ地場産業の活性化など、市民の皆様の元気が出るようにやってまいりたい」 と話している。

立候補の受け付けが締め切られた午後5時すぎ、名高の選挙事務所に戻った神出さんは大勢の支持者からの盛大な拍手に迎えられた。宮本勝利選対本部長の発声で万歳三唱し、娘の雅代さん、清美さん、息子の雅仁さんから花束を受け取り満面に笑み。橋本静児選挙事務長は 「新しい海南のますますの発展のため尽くさせてほしい。本当にありがとうございました」 と支持者に厚く感謝。石田真敏衆院議員、世耕弘成参院議員、鶴保庸介参院議員が祝辞を述べ、近隣市町を代表して寺本光嘉紀美野町長は、 「これからも神出市長さんには海南海草のリーダーとしてご指導いただき、ともに海南海草の発展へとつなげていきたい」 と話した。
神出さんは無投票当選となった理由について、 「お支えいただいた皆さんの本当に大きなパワーと、今日まで新市1期4年頑張っていただいた市役所職員の真面目さ、一生懸命さが評価された」 と、周囲の支えの大きさを強調。 「防波堤対策、市民病院新築、中心市街地の活性化など大きな課題があるが、渾身の力を振り絞って、皆さんにお支えいただき、市役所の職員と一生懸命、海南市のために尽くしたい」 と力強く第一声を放ち、藤本洋前下津町長の発声で乾杯した。
神出さんは16日に初登庁する。