卓球ジャパンオープン開幕

ジャパンオープン・荻村杯2009国際卓球選手権和歌山大会が11日、 和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開幕した。
女子複では、 中国オープンで初ペアを組んだ福原愛選手 (20) =ANA=と石川佳純選手 (16) =ミキハウス=が国内で初登場するなど期待が高まっている。
県勢では初日午前、 女子単予選に出場した山本真理選手 (31) =オークワ=が韓国の趙ハ羅 (世界ランキング152位) を4―3の接戦の末に撃破。 見事初戦を突破した。

愛ちゃんら笑顔で健闘誓う

ジャパンオープンに意欲を見せる日本選手たち

ジャパンオープン・荻村杯2009国際卓球選手権和歌山大会(11~14日)に出場する日本選手が10日、 大会会場の和歌山ビッグホエールで会見を開いた。 女子複では、 中国オープンで初ペアを組んだ福原愛選手(20)=ANA=と石川佳純選手(16)=ミキハウス=が国内初登場。 福原選手は 「前回の世界選手権の反省点を生かしたい」 とし、 石川選手は 「早い段階で攻めていきたい」 と意気込んだ。

卓球プロツアーの同大会には、 16カ国からシングルスに149選手、 ダブルスに42組の強豪が参加。 世界最強の中国は出場を見送ったこともあり、 日本勢の上位進出に注目が集っている。 会見では、 今回第1シードの男子複、 水谷隼選手(20)=明治大学=・岸川聖也選手(22)=スヴェンソン=組が 「今回出場する中では、 僕たちが一番強いと思っている。 サーブ、 レシーブの新しい技も練習してきた。 思い切ってプレーしたい」 と話した。
福原選手は、 年下の石川選手と組むことについて 「自分が年上の選手と組むとき、 たくさんお世話になった。 相手の気持ちになって配慮したい」 と語った。
また、 同日、 午後6時から和歌山市南汀丁の和歌山東急インで開会式と前夜祭が開かれた。 県から特別推薦枠として出場する沼田勝選手(23)=住友金属物流=、 山本真理選手(31)=オークワ=ら200人を超す関係者が参加。
開会式では、 日本卓球協会の木村興治副会長が 「今回の大会には時代を担う選手が集まった。 飛躍、 活躍の場となる。 新しい経験を積んでほしい」 とあいさつ。 仁坂吉伸知事は 「世界一の技を見ると、 心の励みや刺激になる。 すべての関係者に感謝したい」。 大橋建一市長は 「和歌山から沼田勝選手、 山本真理選手も参加する。 2人の頑張りにも期待」 とエールを送った。
和歌山市の太鼓集団 「黒潮躍虎太鼓」 が迫力ある演奏を披露。 選手たちは本番を前にリラックスした表情を見せていた。

粘りに粘り山本選手初戦勝利

気迫で第1戦を突破した山本選手(オークワ)

山本選手は予選第1戦、 韓国の趙ハ羅選手と対戦。 山本選手は第1セット、 趙選手の素早いサーブにほんろうされて5―11で落とすも、 2セット目で得意の粘り強さを見せて12―12とジュースまで持ち込み、 14―12で勝利。 第3セットを辛くも落とすも、 第4セット目では、 さらに粘りを見せつけて勝利。 趙選手も負けじと第5セットを奪い、 山本選手も第6セットを勝利するなど両者一進一退の打ち合い。 最終となった第7セット、 山本選手が気迫の粘りに粘りを見せつけて好戦を展開し、 10―8でリード。 山本選手が気迫のサーブと集中力を見せつけて11―9で勝利した。
山本選手は 「勝因は最後まで粘りに粘ったことです」 と快心の笑み。 大塚和彦監督は 「やっぱり最後まで向かって行けたのが良かった」と笑顔で話した。
沼田選手は第1戦は日本の横山友一選手と対戦、 善戦するも4―0とストレート負けで涙をのんだ。 注目の女子複の福原愛・石川佳純組は12日午後7時から試合開始。 女子単の福原愛選手は同日午後4時から試合開始する。

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