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(株)東京商工リサーチ和歌山支店は、5月の県内倒産状況 (負債総額1000万円以上) をまとめ発表した。
件数は8件、 負債総額は7億6000万円。 件数は前月比6件減少、前年同月と同数。負債額は前月比12億1000万円減少、 前年同月比8億5400万円減少した。 ここ20年間で、5月単月としては件数が13番目、 負債額は18番目。 負債3億円以上の倒産は和歌山市の管工事業者。 同1億円以上は和歌山市の染色機械製造業者など2件、 同1億円未満は建設業2件、 卸・小売業3件だった。
政府が発表した5月の月例報告は、先月の「急速な悪化が続いており、 厳しい状況」から「厳しい状況にあるものの、 このところ悪化のテンポが穏やかになっている」とやや改善。 輸出で3月の指数が7カ月ぶりにプラス、 生産も半年ぶりにプラスに転じたことなど、 さらに公共工事の請負金額も増え2カ月連続の二けた上昇したことが影響した。 一方、 県内では、保証協会の緊急保証制度の浸透からか、 今年度に入り倒産は減少傾向となっている。 しかし、 県内情勢の厳しさに変わりはなく、 中小零細企業の廃業などは後を絶たないという。
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