2009年06月09日

05.紀の川・岩出・海南・紀美野

貴志川高がわかやま環境大賞受賞

0906093.jpg

下副知事から表彰を受ける加森さん

紀の川市貴志川町の県立貴志川高校 (髙田晴美校長) が第8回わかやま環境大賞を受賞した。 「貴志川クリーン作戦」 という、 通学路の清掃活動などのエコスクール活動と、 廃油を利用したせっけんづくりなどエネルギーを結びつけて取り組むなどし、 地域の環境保全に寄与したことが高く評価された。 髙田校長は 「活動は年々充実しています。 生徒会、 生徒、 教諭が協力してこれからも活動を継続していきます」と喜びを述べた。

同大賞は、 環境保全の実践活動が優れている個人や団体を表彰し、 その活動を広く県民に紹介することで、 県民の自主的な取り組みを促進することを目的に平成14年に創設。 毎年6月5日の環境の日に表彰式が行われている。
同校のエコ活動は平成17年度から続け、 今年度で4年目。 生徒会が中心となり同校生徒会部長十倉正純教諭 (54) のサポートで、 生徒が通学路や貴志川線貴志駅の清掃を行っている。 昨年度はペットボトルのキャップ約1万3000個を集めポリオワクチン18人分に換え、 世界の恵まれない子どもたちに送るなどした。
エネルギー環境学習は、 薮添欣之教諭 (31)、 坂口直史教諭 (29) らが指導。 ため池の水質検査や廃油を利用したエコせっけんを作ったり、 世界のエネルギー問題を考えるなど授業とエコ活動を結びつけ生徒らにエコ活動の意義を関連づけている。
平成19年度からは経済産業省資源エネルギー庁が委託する(財) 社会経済生産本部エネルギー環境教育センターの 「エネルギー教育実践校」 に指定されモデル校となっている。
授賞式は県民文化会館で行われ、 生徒会長の加森誠さん (17) が代表して下宏副知事から表彰状を受けとった。 加森さんは 「これまでの活動が評価され光栄でありうれしく思います。 清掃活動はお世話になっている地域に対しての恩返し。 受賞のためだけの活動ではないので、 これからも続けていきたい。 私が卒業しても後輩の生徒会役員に引き継いでもらい活動を継続してもらいたいです」 と力強く話していた。



Englishbm_trans.gif  印刷print    はてなブックマークに追加 del.icio.usに登録 Buzzurlに登録 Yahoo!ブックマークに登録 livedoorクリップに登録


05.紀の川・岩出・海南・紀美野] 同カテゴリの記事

05.紀の川・岩出・海南・紀美野 - 同カテゴリの記事








sinkipage.gif
カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif