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幅広い年齢層が参加したスイム駅伝 |
和歌山市の片男波海水浴場で5日に開かれた第10回全日本スイム駅伝大会で、 同市から参加していた今大会最高齢選手の女性選手 (76) が第4泳者 (500メートル) として競技中におぼれ、 病院に搬送されたが意識不明の重体となっている。
女性は大会の常連選手で、 スポーツクラブの仲間と大会に参加していた。 天候はよく波もなかったが、 コースの3分の2を過ぎた最終コーナーで、 うつぶせに浮いているところを警戒用のジェットスキーに助け上げられた。 すでに心肺停止状態だったため、 参加選手らが応急処置を施したが、 事故に気付かなかった選手も多く、 大会に大きな混乱はなかった。
大会事務局では 「選手の健康診断の徹底や年齢を考慮したルール変更を検討した上で、 来年の大会に繋ぎたい」 と話している。
スイム駅伝は、 平成12年に和歌山で考案された競技。 海水浴場に作られた一周500メートルのコースを5人の選手がたすきをつないで周回、 計4500メートルのスピードを競う。 毎年1回行われる大会ごとに参加者が増加し、 今回は全国から、 18歳から76歳までの女性200人あまりを含む146チーム730人の選手が参加。 総合優勝は3大会連続で浪泳会 (大阪府)。
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