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ボートに乗って死んだボラを回収する公園事務所の職員たち |
和歌山城のお堀で先月下旬から毎日、 ボラが大量に死んでいることが10日、 分かった。 多い日には70匹を超え、 同日までに200匹以上の死骸 (しがい) を市職員が回収しているという。 原因は不明で、 お堀でボラが大量死するのは初めてらしい。
公園事務所の職員によると、 けやき大通り側にある水門と市堀川がつながっており、 堀には海水が入り込むという。 そのため、 堀に入り込んでいたと考えられるという。
2年前に、 水中の酸素不足が原因でコイが死ぬ現象があったが、 同所の職員は 「ボラがこんなことになるのは初めて見た」 と話す。 ただ、 ボラの数が増えすぎたため、 エサなどが減り 「飽和状態なのかもしれんな」 という職員もいた。
連日、 職員がボートを出して、 40センチを超えるボラを玉網で1匹ずつボートにすくい上げている。 見守る職員からは 「どばり込むなよ」 と応援の声が飛ぶ。
死んだボラからは鼻をつくような腐敗臭がするが、 「慣れればどうってことないよ」 と苦笑い。 回収したボラは焼却処分されるという。
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