2009年07月11日

03.スポーツ

監督とつかんだ世界ランキング

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普段はオークワ本社に勤務。営業戦略部に所属してバリバリ活躍している

国際卓球連盟が決める世界ランキングの205位にランク入りした山本真理選手 (31) =オークワ=。 先月、 和歌山市で開かれた国際大会に地元推薦枠として出場。 世界ランカー相手に好戦し、 粘り強い戦いぶりが評価された。 次の目標は、 来年1月、 東京体育館で開かれる全日本選手権シングルスに出場、 ベスト16入りを果たすこと。 国内で一番大きい大会である同大会に向け、 「1戦1戦、 大事にして頑張りたい」 と意気込んでいる。


今回世界ランキング入りしたのは1131人。 山本選手は 「205位の番号を見た時、 サインが欲しい選手ばかりの中、 自分がいることが信じられなかったです。 びっくりしたけどうれしかった。 みんな喜んでくれてさらにうれしかった」 と笑顔で話した。

中でも特に喜んでくれたのが、 山本選手を手塩にかけて育ててくれた大塚和彦監督だった。 山本選手は大阪府高槻市生まれ。 卓球を始めたのは小学校の時で、 母親の練習に連れて行かれたのがきっかけとなり、 中学の部活で本格的にやり始めた。

転機は高校2年生の近畿大会。 社会人チームとの対戦で、 当時大塚監督が率いていた阪和銀行と対戦。 「きびきびしていて強くて礼儀正しいチームでした。 そんな監督の下で学べば自分もどうなるのかなと思いました」 と監督との出会いを振り返る。

顧問の教諭に 「卒業したら大塚監督のチームでやりたい」 と告げ、 阪和銀行から念願の内定をもらった。 当時日本卓球リーグ2部に所属していた阪和銀行女子卓球部では、 これまでに経験したことのないほどのハードな練習に息が上がることもしばしばだった。

しかし平成8年に阪和銀行が経営破綻。 翌年にオークワ卓球部が、 阪和銀行の選手、 関係者を引き受け、 オークワ女子卓球部として再スタートした。 そのとき和歌山を離れていたが、 大塚監督がオークワで指導を続けることを知り、 戻ってきた。

今の夢は、 全日本選手権の単でベスト16入りを目指すこと。 山本選手は 「練習をすればするほど、 追究するところが見えてきて、 奥が深いなと感じます。 ランキングは月ごとに更新されます。 落ちていかないよう練習に励み、 たくさんの人に喜びを与えることができればうれしい」 と話している。



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