2009年07月15日

00.社会

クエの歌が完成

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完成した曲を披露するQU―Eの2人

音楽でまちを活性化しようと、和歌山大学観光学部の学生らが日高町の名物クエをテーマに作詞した曲がこのほど完成し13日、CD化された2曲を含む3曲が披露された。作詞家で同学部客員教授のもず唱平さんが指導する大衆音楽と観光授業の一環で、もずさんは「人の心を豊かにするという点で、観光と音楽はかかわりが深い。学生の感性をそのまま引き出した曲で、少しでも町のお役に立てれば」と話している。
発表会には中善夫日高町長や同町商工会の職員も出席。関西を中心に活躍し、今回作曲に携わった音楽ユニット「QU―E」の2人がアップテンポな『クエクエboogie―woogie』と、しっとりした曲調の『九絵のバラード』の2曲を、同学部の米山龍介教授と混声合唱団メンバーらがコーラス曲『クエの詩』を披露した。
今回CDに収められている『クエクエboogie―woogie』は、「日高のセレブだ魚の王者」や「悠々自適の大物」など、クエのさまざまなイメージが歌詞に盛り込まれた元気な曲。一方の『九絵のバラード』は語りかけるような歌詞で、息子と母親の親子愛が表現されている。
学生らは昨年末以降2度にわたり同町を訪問。また町は作詞活動に対する感謝として、クエの魚拓を寄贈するなど交流が続いている。『九絵のバラード』を作詞した3回生の里崎遙さん(20)は「想像を膨らませて作詞しました。クエの魅力や町の素晴らしさを伝え、地域を元気にできれば」と話していた。
日高商工会はCDを1500枚製作。観光PR向けに無料で配布する。曲の完成を心待ちにしていたという中町長は「日高町のイメージアップと地域の活性化に大いに活用していきたい」と話し、今後はCD発売も視野に、各種メディアへの配信も検討中という。



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