ライジャケ似合ってる！

和歌山海上保安部(乾敏朗部長)と県水難救済会(岩田幸男会長)は15日、 「ライフジャケットが似合う漁師さん写真コンテスト」 表彰式を開き、 受賞者10人に対し表彰状やライフジャケットを贈った。コンテストは、 ライフジャケットの着用率を向上させようと、ことし初めて開催。 乾部長は、 「車のシートベルトと同じように、なにかあっても助かるように着けてほしい。 着用率100%を目指したい」 と話していた。

同コンテストは同部職員が5月から6月中旬に、県内の27漁協のうち18漁協で参加者を募り、デジタルカメラでライフジャケットを着ている姿を撮影。81人(うち女性1人)の応募者の写真から乾部長ら関係者6人が「ライフジャケットを笑顔で着こなしているか」などを審査基準に投票で部長賞5人、会長賞5人を決定した。

受賞者10人の写真は、「ライフジャケットは海のシートベルト―皆つけちゃってよ」などと書かれたA2サイズのポスターに掲載され80枚作成。受賞者に副賞として贈呈されたり、県内の各漁協や同部管内の支所へ額縁に入れて配布し、掲示を依頼している。

表彰式で岩田会長は「ライフジャケットは昔より軽く、着けやすいよう改良されている。海に出る人は命がかかっているのだから、着けてもらわなあかん」、漁師歴34年で、部長賞を受賞した加太漁協の畑中時枝さん(65)は「漁協の専務に勧められて参加しました。写真を撮られるのは恥ずかしかったけどびっくり。うれしいです」と喜びを語った。

受賞者は次の通り。()内は漁協名。
【部長賞】
▽坂下智哉(田野浦)▽畑中時枝(加太) ▽藤本貴也 (大崎) ▽杉若和典(西脇)▽山本貞夫(初島)
【会長賞】
▽濵口雅信(由良町)▽上田重雄(初島)▽西山均(雑賀崎)▽北野好数(初島)▽坂本誠一(戸坂)