2009年07月22日

02.政治・経済

激戦の火ぶた切る

0907221.jpg

JR和歌山駅前で演説する岡田幹事長

21日の衆院解散を控えた3連休、全国でも激戦が予想される和歌山第1区は各立候補予定者の動きが慌ただしさを増した。民主党は19日、岡田克也幹事長がJR和歌山駅前で立候補予定者の岸本周平氏(53)の応援のため街頭演説会を開くなど総選挙に向けてヒートアップ。迎え撃つ自民党現職の谷本龍哉氏(42)も内閣府副大臣の公務の合間を縫って地元入り。共産党の国重秀明氏(48)、幸福実現党の斉藤昌宏氏(57)も独自の動きを見せた。

県内入りし、3区、2区と北上した民主党の岡田幹事長は街頭演説で、「今こそ新しい政治を始めるとき」と改めて政権交代を訴えた。また、立候補予定者の岸本氏について「候補者としては申し分ない。和歌山から政権交代できるチャンス。岸本氏とともに素晴らしい日本を作ろう」と支持者らに呼びかけた。岸本氏の選対本部長の山下幸男氏は、「やっと決まったかという気持ち。4年間の総決算がこれから始まる。あと40日間、じっくり戦略を練って戦いたい」と気持ちを引き締めていた。
一方、4期連続当選を目指す現職の谷本氏は、和歌山市内のあいさつ回り。市内島崎町の後援会事務所には、自治会などの推薦状がずらりと並び既に臨戦態勢。連休中も熱心な支援者らが詰めかけた。谷本氏は21日の解散後すぐに帰郷、本格的な活動に入る。後援会幹部は「地道に積み重ねた実績をアピールしたい」としている。
共産党は、18日にかつらぎ総合文化会館大ホールで党政策委員長の小池晃参院議員を招いて演説会を開き、党関係者ら830人が出席した。小池氏は、今回の選挙で、「自公政治に審判を下す」と話したという。国重氏の選挙事務所は、「共産の議席を伸ばすことで、政権奪取につなげたい」と意気込んでいる。
幸福実現党の斉藤氏は、18、19の両日、個人宅や商店などを個別訪問し、マニフェストを訴えた。また20日には同党の近藤海城政調会長代理が和歌山を訪れ、JR和歌山駅、南海和歌山市駅で応援演説を実施。「株価が低迷している。政権を勝ち取って早急に株価を上げていきたい」と述べた。



Englishbm_trans.gif  印刷print    はてなブックマークに追加 del.icio.usに登録 Buzzurlに登録 Yahoo!ブックマークに登録 livedoorクリップに登録


02.政治・経済] 同カテゴリの記事

02.政治・経済 - 同カテゴリの記事








sinkipage.gif
カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif