2009年10月28日

03.スポーツ

北高でバルサの練習学ぶサッカークリニック

0910286.jpg

サッカー哲学を伝えるサルバンス氏

スペインの名門FCバルセロナの元ユース監督ジョアン・サルバンス氏(35)による 「サッカークリニック」 が24日、 和歌山市市小路の和歌山北高校で開かれ、 約40人の選手が、 世界トップレベルの練習を学んだ。

サルバンス氏はFIFA公認S級ライセンスを持ち、 これまでFCバルセロナU―12・U―14監督やRCDエスパニョールU―17監督を歴任。 他国でサッカー指導を通じて技術を高め子どもたちの可能性を広げようと、 平成18年夏から日本各地でクリニックを開き、 県内では今回が初。 和歌山市などで活躍するイベントコーディネーターの直川真理さんがサルバンス氏に働きかけて実現した。

サルバンス氏は、 スタメンとサブ選手らの紅白試合を見て戦力を把握した後、 ポジショニングやシュートをアドバイス。 ミニボードを使って説明する場面では 「キーパーが通常位置にいる場合、 近くを守ることを意識する。 キーパーが嫌がるシュートをするなら、 ゴールポストぎりぎりの上か下を狙う。 真ん中は人間の身体能力的に手が先に動くから取られやすい」 と論理的に説明していった。 最後は選手1人ひとりと笑顔で握手を交わしながらエールを送った。

3年の唐尾翔太主将(18)は 「パスやポジショニング、 プレスの仕方などプレーが連動していて的確だった。 最初は緊張していたけど、 とても良い刺激になった。 大会まであと1週間、 今日の練習を忘れず大会に臨みたい」 と感想を話した。

サルバンス氏は 「スパイクを履いたら選手として気持ちを常に持ち続けてほしい。 北高には足の早い選手もおり、 つなぐサッカーの姿勢はすごく良かった。 全員で1つになって戦ってほしい」 と期待を込めた。



Englishbm_trans.gif  印刷print    はてなブックマークに追加 del.icio.usに登録 Buzzurlに登録 Yahoo!ブックマークに登録 livedoorクリップに登録


03.スポーツ] 同カテゴリの記事

03.スポーツ - 同カテゴリの記事








sinkipage.gif
カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif