2009年10月30日

00.社会

「市和商」デパートから「市高」デパートへ

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デパートの模擬体験を実習する生徒たち

和歌山市六十谷の市立和歌山高校 (西川洋校長) は11月14、 15の両日、 第33回市高デパートを開く。 これまで 市和商デパート と呼ばれて親しまれてきた同イベントもことしから名前を変えて新スタート。 マスコットキャラクター イッチー を絵にした特製市高せんべい、 新市高まんじゅうなども販売するほか、 毎年恒例の鮭や豆類など約1万6000種類を販売する。 今週からは、 全校生徒が授業を通して準備に取りかかっており、 本番に備えている。

同デパートは、 生徒が仕入れから販売、 決算、 PRといった一連の活動を通して、 商取引の流れを一貫して学ぶ勤労体験型の学習。 毎年11月の第3土・日曜日に開かれる。

校名変更による最初の市高デパートとあってマスコットキャラクターも募集され、 デザイン科3年の平田綾菜さんが考えた イッチー が採用された。 マスコットは 「かわいく元気で和歌山市の高校と分かる」 ようにと、 ミカンや市の花であるツツジ、 同校の基調カラーであるモスグリーンを使ったキャラに。 宣伝用のぼりにもマスコットの絵が入り、 イッチーの焼き印がつく市高せんべいも販売する。 また、 ことしも商品が充実。 毎年人気の鮭など魚類、 豆類、 菓子類、 野菜類のほか、 ことしは新たに毛布、 アジの開きなどの塩干物も増え、 約1万6000種類の商品を扱う。

現在は学校全体で練習など準備に取りかかっている最中で、 27日にはデパート模擬指導の授業が行われた。 3年生のクラスでは、 実際に模擬紙幣を使い、 売る側と買う側に分かれてロールプレイングを行った。 生徒たちは仕入れ量や伝票枚数をチェックしたり、 売り上げ金額を計算し、 本番でミスのないようにとそれぞれ担当部門で忙しそうに働いた。

仕入部長を担当する岡本信夫教諭は 「お客さんに商品や取り組みが新しくなったなと感じてもらえるような市高デパートにしたい」 と笑顔。 デパート委員長の河島正男教諭は 「ことしで第33回目の開催ですが、 名前が変わってから記念すべき1回目。 生まれ変わった市高デパートを見てほしい」 と話した。



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