2009年11月05日

00.社会

食育応援弁当第4段、和商生が生産過程学ぶ

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大根掘りを体験した生徒たち

和歌山市砂山南の県立和歌山商業高校は2日、 (株)セブン―イレブン・ジャパン、 JA和歌山らの協力を得て、 「地産地消・大根掘り体験会」 を開いた。 県とセブン―イレブン・ジャパンが取り組む食育応援弁当の第4弾に際して、 商品が売り出されるまでの過程を生徒たちに学んでもらおうと実施された。

セブン―イレブン・ジャパンと県が行う包括提携事業の一環。 同社は昨年、 和歌山信愛女子短期大学と連携し、 第3弾となる県産品を利用したヘルシーコンビニ弁当を共同開発、 売り出した。 今回はその第4弾として県和商とコラボ。 今回は弁当の味付けではなく、 一つの商品に多くの手がかかわっていることなど、 生産のアプローチをさまざまな角度から学んでもらおうと、 実施された。 生徒たちは工場や店舗の見学も行ったほか、 今後は販売店で商品のプレゼンなど販促を行う。 弁当は年内に発売される。

体験会では、 JA和歌山の田中敦幸課長代理が布引大根を紹介。 和歌浦湾の砂地地帯で育てられた大根は、 豊富な地下水によりみずみずしく糖度も高いという。 生徒たちは実際に大根掘りにも挑戦。 参加した樫山遥さん、 嶽野未歩さん、 坂本奈穂さんの3人は 「大根が思ったよりすぽって抜けた。 洗うとまっ白になって驚いた。 大根の味は甘かった」 と笑顔。 同校の坂中俊之教諭は 「一つの商品にも多くの人の愛情がそそがれていることなど学んでほしい」 と話した。

また、 セブン―イレブン・ジャパンの中村功二マーチャンダイザーは 「生産者の思いを肌に感じて自分たちの商品という意識を持って今後は販売店にプレゼンしていってもらいたい」 と期待を込めている。



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