2009年11月06日

02.政治・経済/05.紀の川・岩出・海南・紀美野/064紀の川市W選 5万票の行方

市議選旧5町別分析〈3〉

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市内で最も激戦が予想される桃山地区。 有権者数は6533人と旧5町で最も少ないが、前回の投票率は85・32%と最高で、 選挙に関心が高い。引退する岩﨑健男議長(80)=無現=の前回票1791票の内、桃山の票は約800票ほどあると見られ、立候補予定者らは自分の票に上乗せをねらう。しかし各陣営は「岩﨑氏の票は恐らく市内に分散している。 取り込めるかどうか」 と話すなどその行方は霧の中。桃山地区から出馬表明しているのは、阪中晃氏(53)=無現=、室谷伊則氏(52)=公明現=、井沼武彦氏(66)=無現=、大森道夫氏(69)=無現=、村垣正造氏(59)=無現=、仲谷妙子氏(64)=無現=の6人。

前回1640票で4位当選の室谷氏は 「合併したからには地元以外も良くしなければならない」 と打田に事務所を設置。 打田票を上乗せして上位当選も。

井沼氏は前回9位。 地盤票が相当固いとみられ、 前回並の票を固めれば安全圏か。

大森氏は町議7期市議1期の実績、 陣営も 「古株を落とすことはできない」 と必死の形相。 地盤票は固めているとみられるがあと200票ほど上乗せしたい。 陣営は 「若い世代の票がほしい」 と追い上げを図る。

旧町時代から6選を目指す村垣陣営は前回票にあと2、300票の上乗せが必要で常に「厳しい」と嘆く。軟式野球連盟会長、桃山町剣道連盟会長などの肩書きを生かし他地区の浮動票獲得に力を入れる。

阪中氏は 「立候補予定者の中で、 一番とは言わないが、 どぶ板で頑張っている」 と話す。 前回下位当選の危機感から追い上げに奮闘中。 教育問題に力を入れてきたことから、 小さい子を持つ親の票の取り込みを図る。

台風の目となりそうな仲谷氏。 新人の強みで旧町の意識はそれほどなく、ピンクの後援会連絡所看板も広範囲に設置。 県、市商工会女性部の役員経験をアピールし唯一の女性候補として上位当選か。



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