電子系ガジェットがどんどん小さく高機能に進歩する中、どうも昔から変わらないなあと思えるのが電池でございます。何本か束で買ってきて、使い切ったら捨てるという、無駄感極まる電池サイクルの呪縛から、電子系ガジェットの多くは未だ抜ける事ができずにいます。
それなら昔から充電池があるじゃない、と言いますが、あれもですね、使い切ったらあのでかい充電器で電気を詰め直さなくちゃあならない。エコロジーではあるもののスマートじゃないではないですか。エネループ持って旅先で充電切れ、充電器ねえよ、みたいな事って心当たり無いですか。そうそれも電池サイクルの呪縛と言えるのです。
そんな中、昨年末に登場し、ガジェット野郎達の話題をさらったのが今回紹介する「エコデン(ECODEN)」。リリースは琳聡堂(りんそうどう)、ちょいイイ味出てるアイテムです。
こんな感じのパッケージ。2本で2000円弱で量販電気店でゲットしました。充電器のいらない充電池はいかがでしょう。そんな同社の強いアピールが感じられます。
ぶっちゃけ、造りはあんまり精密じゃない(ぽい)。カチッと感がなく、なんとなく曲がってるつうか、全体的にフラットでない(気がしないでもない)。ひょっとしたらマニュファクチュワ(=工業製手工業≒手作り)かもしれない。ならばいい仕事だ琳聡堂。
まあ皆さんのご想像通りでしょうが、こんな感じでふたをパクッと開けると中からUSB端子が顔を出す。これをPCにぶっ挿して充電しようという、思いつきそうで思いつかない、いや、無理しやがって、な感じであります。本体とふたはゴム紐で接続されていて、紛失対策も万全。というか、全体的なフニャッと感はこのゴム紐接続が原因なんだと思います。
PCのUSB端子にパイルダーオン。やけに明るい青色ダイオードは無意味のようですが、これは過充電防止回路。ニッケル水素充電池には欠かせない劣化防止システムなのであります。容量は1450mAhと、半分がふたの割になかなかの高容量。USBから出力される電圧が低いため、充電満タンには公称5時間ほどかかります。
いや絶対曲がってるって。個体差?まあいい。1本あたり1000円程度という結構エクスペンシヴな充電池「エコデン」ですが、500回使い回せるという事ですから、コスト削減効果と余計な廃棄物を削減するというエコロジー効果は高いと思われます。
がしかし、充電池を限界回数まで使い回したという話をボクは聞いた事がない。友人のエネループはいつ見ても新品なような気がする。
琳聡堂 http://www.rinso-do.jp/
いろんな容量のがあるみたいですねECODEN。
(たおまさ)