2008年05月24日

2008 00.社会

高野・熊野で日帰り客が増加 県内観光地のGW入り込み状況


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曜日配列が悪くても世界遺産の「高野・熊野」は健闘。 県観光振興課が22日発表した県内主要観光地(7カ所)のゴールデンウイーク(4月26日-5月6日の11日間)の観光客入り込み状況で、昨年(4月28日-5月6日、 9日間)に比べ観光客が減少した市町村が多かった一方、高野町や本宮は依然人気。 特に両観光地は日帰り客の増加が目立った。

同課のまとめでは、 宿泊は前年比8・1%減の20万8600人、 日帰りは2・8%減の71万900人、総数は4・1%減の91万9500人。
ことしは全体を通して天候に恵まれたものの、 GW前半の曜日配列が悪かったため、 各観光地とも特に宿泊客が大きく減少した。
観光地別では、 和歌山市の総数が前年比5・9%減の39万1000人。 加太での潮干狩り中止や期間中のイベントが少なかったことが影響した。
白浜町は、 高速道路の延伸でマイカー利用などの日帰り客が6・4%増の6万8600人となったものの、 宿泊客は7・2%減。 総数は2・2%減の17万100人。
一方、 高野町は宿泊客は12・9%減少したものの、 日帰りは28・0%増の5万1600人と大幅増。 総数は8・2%増の8万4600人。また、 熊野古道ウオーキングや熊野本宮大社の参拝客が多かった田辺市本宮町も総数2・2%増の7万300人 (宿泊93・5%、日帰り103・5%)。
このほか、 那智勝浦町は総数3・2%減の10万5000人、 田辺市龍神村17・3%減の5万2600人、 串本町は8・6%減の4万5900人。
県観光振興課によると、 過去10年の観光客入り込み総数のピークは平成14年の121万3500人。これは和歌山市で開かれた全日本花いっぱい和歌山大会の影響が大きかった。 ことし高野町の日帰り客が伸びたことについて、 同課は「海外旅行が減少傾向で近場への旅行が増えたことと、 南海電鉄やメディアが大きくPRしたことも影響しているのでは。高野山は特に外国人に人気のようです」 と話している。





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