2008年05月25日

2008 03.スポーツ

和大野球部2部リーグ復帰へ 27日から近畿学生野球入れ替え戦

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入れ替え戦に向け気合の入る和大野球部ナイン

大学生の硬式野球、 春季近畿学生野球III部リーグを9戦全勝で勝ち抜き、 完全優勝した和歌山大学が27日から4日間、大阪の豊中球場でII部リーグの最下位チーム・近畿医療福祉大学(兵庫県)との入れ替え戦に挑む。同校は昨年の秋季大会の入れ替え戦で対戦し敗れ、 III部に落とされた因縁の相手。初のIII部降格となった雪辱を期するため、 全勝優勝の勢いでII部昇格を目指す。

昨年10月の秋季大会で連盟加盟以来初めてとなるIII部リーグ降格。 宮田大右主将(4年)は 「俺たちの代でこんなことになって悔しい。 次の春季大会で必ずII部に昇格してやる」 と悲壮な決意で臨んだ今回の大会だった。
リーグ戦を勝ち抜くために、 今まで指導者がいなかったチームに3月に大原弘監督代行(43)を迎えた。 「決まった選手ばかり使わない。適材適所で全員を使う」 という大原監督代行の指導方針でチーム全体の士気が上がり、 控えの選手もモチベーションを保つことができた。 その結果、圧倒的成績でIII部リーグを制覇した。
リーグ戦で3度先発した和大のダルビッシュこと有南貴司投手 (3年) は 「今大会はここぞというときに点を取ってくれて本当に助かった。 投打がかみ合ってる感じ」 とチーム状態の良さを分析する。
入れ替え戦の相手・近畿医療福祉大は目立った選手はいないが元気のあるチーム。 勢いづかせると怖い。 和大との戦力はほぼ互角だという。リーグ戦で好調だった4番太田智之内野手 (4年) がマークされることは必至。 前後を打つ3番西村侑樹外野手 (3年)、5番宮城淳一外野手(同) の活躍が鍵を握りそう。 また、 本来、 先発でエースの宮田主将が就職活動を終えて本格的に復帰したことも心強い。
大原監督代行は 「四球を出さず、 エラーをしないなどきっちりとした野球をすれば絶対に勝てる」と意気込んでいる。





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