2008年05月25日

2008 04.文化・くらし

「若い皆さんに期待します」 仁坂知事が向陽中高で講演

20080525_2.jpg
講演する仁坂知事(向陽中学校・高校)

県の長期総合計画を、 将来を担う中高生に知ってもらおうと、 仁坂吉伸知事は23日、 和歌山市太田の向陽中学校・高校で全校生徒約1200人を前に講演を行った。
長計は今年度から10年間、 「未来に羽ばたく 愛着ある郷土 元気な和歌山」 を目標に福祉政策や産業などを向上させるもの。 平成17年度ベースの県内総生産額約3兆6000億円を29年度には4兆6500億円にするなどの見通しを立てている。
仁坂知事は講演の中で、 和歌山は昭和50年から現在までの人口減少率が全国5位、 高齢化の伸び率2位、経済成長率47位など和歌山が置かれている厳しい現況を紹介し、 「これからは何が必要なのか、 時代の潮流を知り、 己を理解し、 そして、解決策を発見しなければいけない」 と話し、 産業で和歌山のイメージを良くするブランド作り、 安全安心なまちづくりなど、 長計の概要を説明。
「子どもを増やすにはどうすればいいか」 という質問には、 生徒から 「子どもを教育するために県が補助を出すべきだ」 と返される場面も。仁坂知事は 「人材が他府県に流出しないように和歌山で働く場所を提供し、 子育てしやすい環境をつくりたい。 まだまだ、 十分ではないので、皆さんと一緒に考えたい」 と答えた。
最後に 「行政は透明でなければいけない。 皆さんの意見に耳を傾け、 政策を実行したい。 若い皆さんの活躍にも期待します」 と締めくくった。





この記事と関連がありそうな過去の記事

powered by weblio






カテゴリー
社会
事件・事故
政治・経済
スポーツ
文化・くらし
紀の川・岩出・海南・紀美野

これまでの特集
月別アーカイブ
株式会社 和歌山新報社
cypress.gif