2008年05月27日

2008 04.文化・くらし

作家津本陽さんの講演など多彩に 県立図書館100周年で7月11日から記念事業

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和歌山城内にあった初代県立図書館

ことし6月1日に開館100周年を迎える県立図書館(山路正雅館長)は、7月11日からさまざまな記念事業を行う。初日には記念式典と和歌山市出身の作家津本陽さんの記念講演「紀州人」を開催。佐藤春夫や徳川吉宗、陸奥宗光の書簡、『小梅日記』などを初めて一般公開するほか、映画会や青少年向けの催しを 11月まで行う。

同図書館は、明治41年(1908)に和歌山城内に開館。昭和13年(1938)に一度改築し、平成5年(1993)に現在の西高松の地に移転した。田辺市の県立紀南図書館と合わせ、蔵書数は76万冊に上る。同館は「県民の方に資料を提供し、調査・研究を支援するなど、サービスの向上に努めてきました。100周年事業では多くの方に記念行事に参加していただき、皆さまの読書活動推進と図書館利用を一層進めたい」 としている。
津本陽さんの記念講演会は11日午後1時から。映画会 「紀ノ川」 (有吉佐和子原作、昭和41年作品)は19日午後1時から。いずれも1日から24日に、直接来館するかファクス、はがき、メールで申し込む。定員各250人(先着順)。
特別展示は11日から8月31日まで。同館の歩みを写真で紹介するとともに、日ごろ利用者が見ることができない所蔵貴重資料(津本陽さんの自筆原稿も)を公開する。
また、高校生が幼児・児童対象に絵本や紙芝居を読む 「高校生読み語り」は13日に第1回がスタート。書庫見学や面白資料紹介、司書体験などができる小学生対象の 「図書館ウオッチング」は10月と11月の火曜から金曜日に実施する(申し込みは9月12日までにファクスか郵送で)。
申込先は、〒641 - 0051、和歌山市西高松1丁目7番38、県立図書館。FAX(073・436・9501)、Eメールevent@wakayama-lib.go.jp 問い合わせも同館(073・436・9500)。





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