2008年06月03日

2008 04.文化・くらし

ラムサール条約登録の足がかり 和大が和歌浦干潟で観察会開く

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これは何ていう名前の生き物かな...

近畿地方でも最大級の干潟といわれ、300種類以上の生物が生息している和歌山市和歌浦の和歌浦干潟で、和歌山大学教育学部生物学教室は1日、観察会を開いた。同大学教育学部の古賀庸憲教授が付き添い、学生や親子連れなど約60人が参加。快晴の空の下、参加者は長靴やサンダル姿でタモなどを使い、たくさんの生物の発見を楽しんだ。

参加した子どもたちが、生物が見つかるたび古賀教授に 「これは何」 「なんでこんな色なの」 などと質問する姿もみられた。レッドリスト(絶滅危惧種一覧)に載っているカニの一種であるハクセンシオマネキなどが見つかり、参加者は古賀教授の説明を熱心に聞いていた。
参加した同市砂山南の小学4年生、山下裕大君(9)は「いつも見ている海の図鑑にのっている生き物がいっぱい見れた。先生にもいろいろ教えてもらった」とうれしそうだった。古賀教授は「和歌浦の干潟は広さのわりにいろんな生物がおり、子どもたちに楽しみながら環境のことを知ってもらうためにもいい場所」と話していた。
古賀教授によると同干潟は、ラムサール条約の登録の可能性があるといい、この観察会でのアピールは、登録への足掛かりとしている。





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