2008年06月03日

2008 00.社会

未成年の喫煙防止に 県内でもタスポがスタート

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店員の指導を受けながらtaspoを使ってたばこを買う客(大河内商店にて)

日本たばこ協会、全国たばこ販売協同組合連合会、日本自動販売機工業会の3団体は、1日から中部・北陸・関西地区の2府4県で成人識別たばこ販売機の稼働を開始した。未成年者喫煙防止対策の一環として、未成年者の自動販売機からのたばこ購入防止を目的とした取り組み。ことし3月からの鹿児島県、宮崎県での同販売機の稼働を皮切りに随時エリアを広げ、1日から稼働を始めたのは第2次エリアとなる。
県内では5月27日現在、 4552台のたばこ自動販売機があり、 そのうち4352台に成人識別装置が搭載されている。 また、同販売機でのたばこ購入に必要な成人識別カード 「taspo」 (タスポ)の第2次エリアの喫煙者に対する発行枚数は162万2608枚で、喫煙者に対する発行率は18・3%。 すでに稼働中の23道県では、タスポカード発行枚数が約211万枚まで伸び、喫煙人口の約25・7%の発行率となっている。日本たばこ産業(株)大阪支店業務部の枡谷健一郎課長は「タスポに顔写真を入れているのは、自分のカードだと認識してもらうため。カードの貸与や譲渡はもちろん禁止ですが、子どもにたばこを吸わさないのは当たり前のことだと大人に分かってほしい」 と話していた。
店頭と自動販売機の両方でたばこを販売している和歌山市松江北の大河内商店でも同日
、成人識別装置が午前5時から稼働した。
同店でタスポの申し込みをしていた同市松江の主婦(38)は、「頼まれてたばこを買いに来たら、カードが必要だと言われたので。男の人にとってはカードの手続きが少しおっくうみたい」 。店員の田中求実さんは、「未成年がたばこを吸わないような、 よりよい環境を作るためにも、 たばこを買う人にタスポカードを推進していきたいですね」 と話していた。





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