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記念式典であいさつする小田学長
和歌山大学の創立60年と今春の観光学部設置を祝う記念式典が8日、 和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で開かれた。 あいさつした小田章学長は「これまで支援していただいた多くの方々の期待の大きさと使命の重さを認識している」 と教育を通した地域貢献への決意をあらたにした。
式典には松浪健四郎文部科学副大臣や仁坂吉伸知事、 大橋建一和歌山市長ら来賓を含め県内外から関係者ら約600人が出席。 式場では鎌田直純教育学部教授の第一学歌独唱で華やかに開式し、 続いて同大の 「60年の歩み」 が映像で紹介された。
あいさつした小田学長は、 昭和46年に講師に赴任して以来の同大の歴史に触れながら、 「学外の絶大なる支援を受け、 (観光学部の設置という)大輪の花を咲かせた」 と説明。 その上で 「新たな学部設置は観光振興に有為な人材を育成することであり、 そのために最大限の努力をする。高等教育機関としての名に恥じないよう今後、 地域貢献、 社会貢献に力を尽くしたい」 とした。
また、 大橋昭一観光学部長も 「学部設置は地域再生が大きな柱。 精神は日本、 言語は英語を身に付け世界で活躍する人材を送り出したい」 と決意を述べた。
このあと、 (株)桝一市村酒造場代表取締役のセーラ・マリ・カミングスさんが記念講演。 続いて開かれた祝賀会では参加者たちが和やかに歓談した。
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