中芝氏、4選へ出馬表明　9月21日告示の岩出市長選

中芝氏

9月21日告示、 同28日投開票の岩出市長選で、 現市長の中芝正幸氏(65)=同市船戸、3期目=が25日、 出馬の意思を表明した。 今回の選挙は平成18年の市制施行後、初めての首長選。 これまでのところ中芝氏以外に正式に名乗りを上げている人はいないが、政治姿勢を巡り確執がある反市長派勢力が候補者擁立に水面下で動いているとのうわさもあり、今後の動向が注目される。

中芝氏は同日再開した市議会本会議の一般質問で、 宮本晴生議員(岩出クラブ)の質問に答える形で出馬表明。当初は今期での退任を固めていたが、 344の各種団体から続投の要請があったことなどを受け、「岩出市は依然として厳しい財政運営を強いられているが、 市制施行3年目の重要な基盤作りの時期でもある。 また、市制施行の判断の正否についても信任を受けていない」 と答弁。 その上で、 今回の市長選を市民の信任を問う最後の機会だとも述べ、「この4年間も市長として先頭に立たせていただき、 山積する課題に取り組むことで、 岩出市の発展のために力を尽くしたい」 と決意を表明した。
同市船戸出身の中芝氏は、 関西学院大学商学部を卒業後、 大阪府にある水間鉄道(株)に入社。 常務取締役などを歴任したあと、 平成5年に岩出町議会議員に当選した。
同8年の岩出町長選では、 道路や都市ガスなどの社会資本の整備を掲げ、 中村隆行前町長との一騎打ちの選挙選を制して初当選。 その後、 2度の町長選では対抗馬も現れず、 2期連続の無投票で当選している。