2008年06月26日

2008 05.紀の川・岩出・海南・紀美野

県議会が現地視察 紀の川市の建設残土処分場計画地

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現地で説明を受ける農林水産委員会の委員ら

紀の川市東山田地内に民間業者が建設残土処分場の建設を計画している問題で、 県議会農林水産委員会(山田正彦委員長)は24日、 計画に反対する対策協議会などから出されている請願の取り扱いについて検討するため建設現場を視察した。
この日、 現地を訪れたのは、 地元選出の山田委員長、服部一委員、 岸本健委員を含む同委員会の委員7人と県や市の事務局、市議会議員ら約30人。 打田美化センターへの入り口から現地へ入る幅約2mのガードレールが設置された細い進入路を徒歩で約50mほど入った付近で、市の担当部局や対策協議会の岩坪初雄会長から、 進入路の通行権については、 最高裁で農作業を営むのに必要な幅2mを限度とする判決が出ていることや「事業の許可申請している業者の所在地はここになっており、 文字通りペーパーカンパニーだ」 などとする説明を受けた。
委員からは 「この幅員では計画はとても無理だ」 という声も聞かれ、 山田委員長は 「視察の結果と出されている請願内容を十分検討し、意見書をあさって(26日)に県に提出する。 各委員さんも現状を見ていただいて無理からぬところがあることは理解してくれていると思う」と感想を述べた。
同計画については、地元関係7地区の区長らで組織する対策協議会が計画を阻止するため業者から県に出されている林地開発許可申請をしないよう県や県議会、市や市議会に働きかけている。 これを受け、 市からは先に県に対して不許可とするよう意見書が提出されている。





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