2008年07月13日

2008 02.政治・経済

南海和大新駅建設工事が本格化 和工の生徒が授業の一環で見学

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和大新駅の建設現場を見学する和工生ら (11日)

和歌山市中地区で進められている南海電鉄の 「和歌山大学新駅(仮称)」 の建設工事が本格化している。現在、 線路沿いの延長約1・2kの山の斜面を切り開く工事をほぼ終えた。 11日には、地元の県立和歌山工業高の土木科3年生が建設現場を訪れ、 新しい駅が出来上がる様子を興味深く見学した。施工関係者によると、 一般公開の見学会が開かれるのは着工以来初めて。

和大新駅は総事業費約33億円をかけ昨年4月に着工、 完成は平成23年の予定。工事は今後、 切り開いた山の断面にモルタルやコンクリートを吹き付け、 水路の設置などの後、駅舎の建設に入り線路を移設する。
授業の一環として作業現場を訪れたのは和工生徒32人。 生徒たちはまず、 現場事務所で新駅整備工事作業所 (銭高組・南海辰村建設・浅沼組JV) の安井満作業所長らから工事概要の説明を受けた後、 ヘルメットを被り工事現場へ。
駅舎ができる現場近くでは、 安井さんが岩の多い硬い土質や、 取り出した土約15立法mを後背地の住宅造成地 「ふじと台」の谷部分に埋めていることなどを説明し、 「これから先、 また新たな工事現場が現われる。 ぜひ見に来てください」 とにこやかに呼びかけた。
同校の赤井紳泰君 (17) は 「想像したよりとても広くて感動した。 将来できたらこんな仕事を経験してみい」 と話していた。
新駅は和歌山大学の近くで孝子駅(大阪府) - 紀ノ川駅の府県境に位置する。ホームは上り、 下りの二つでホームをまたぐ橋の上に駅舎を造る「橋上駅」 タイプ。事業主体は地元の地権者らでつくる土地区画整理組合。





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