2008年07月29日

2008 02.政治・経済

市民の力で城を復元へ 和歌山市が寄付者に記念品を授与

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「まりと殿様証」やしゃちほこなどの記念グッズ

平成8年度から和歌山城の復元整備を進める 「和歌山市史跡和歌山城整備基金」を創設している和歌山市は、 寄付をした人に独自の記念品 「まりと殿様証」などを発行することを決めた。 新たに多くの寄付を募るためで、 これまでは寄付をした人には感謝状のみを発行していた。和歌山城管理事務所の有本光博班長は 「和歌山城復元のために、 さらに大きな市民の力を寄せてほしい」としている。

紀州の殿様がうたわれている 「まりと殿様」 をもとにした 「まりと殿様証で、発行されるのは、 一口1万円以上を寄付した人。 さらに、 10口まで寄付した人には、和歌山城ゆかりの桑山家、 浅野家、 紀伊徳川家の家紋瓦がデザインされた日本手ぬぐいが贈られる。また、 11口から30口までの寄付には、 城が整備された将来像を描いた和歌山城復元図が贈られ、 31口以上の寄付には、 天守閣に飾られたしゃちほこをイメージした置物が贈られる。また、 すべての寄付者の名前が、 天守閣に1年間掲示される。
同基金は、 市の基金2億円を原資に、 現在までに約4900万円の寄付があり、 合わせて2億4900万円。 高額寄付では、 平成17年度に、市外の匿名個人からの1600万円があった。 平成18年度の御橋廊下復元など周辺整備事業に一部が使われ、 現在は約8000万円が残っているという。





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