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取材活動を通した事例をもとに講演する樋口さん |
県経営者協会は29日、 和歌山市内のホテルで同会員を対象に、 中小企業の後継者問題や要員不足問題等に関わる取り組み推進の一環とする懇談会を開いた。
会員ら約50人が参加。 日経ベンチャー前編集長、 (株)日経BP社ベンチャー・サービス局プロデューサーの樋口一郎さんが 「『技』 の継承と人づくり-老舗企業に学ぶ-」 をテーマに講演した。
樋口さんは老舗企業の相次ぐ不祥事問題や破綻の背景など日経ベンチャーが取り上げた企業を事例に挙げ説明。 急成長企業269社のその後を調査すると、 創造力・決断力・体力の減退等で会社の寿命は2年とし、 会社が危機に直面するときはトップが緩んだときと講演した。 また樋口さんは取材から浮かび上がったこととして低離職率の会社はCS (顧客満足) の前にES (社員満足) を重視しているとし、 「CSは確かに大事だが、 お客さんやクライアントと直接対応しているのは社員。 社員を大事にしようという思いが大切」 と話した。
参加者は取材活動を通した新鮮な話を興味深げに聞いていた。
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