2008年07月31日

2008 00.社会/2008 05.紀の川・岩出・海南・紀美野

大東小で夜間パトを実施、侵入防止へ 下津町方でキッズサポート隊が発足

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大東小学校の校内をパトロールするサポート隊

深夜に若者が校内に入って騒ぐ行為を防ごうと、海南市下津町方の大東小学校でこのほど、学校関係者や地域の各種団体、海南署でつくる自主防犯組織「大東キッズサポート隊」(五嶋伸文代表)が発足した。青少年のマナーアップに向けて地域住民が一致団結。連日交代で校内の夜間パトロールに取り組んでいる。

同校では夏休みの時期になると、若者が校門を乗り越えるなどして校内に侵入し、深夜に騒ぐ問題が頻発。ひどい場合はバイクで走り回って騒音を響かせたり、プールで泳いで遊んでいたケースもあり、地域住民からは 「うるさくて眠れない」 などの苦情が学校に集中していた。ことしも7月に入って、体育館内で飲み食いしてジュースやスナック菓子のごみを散らかしたり、花火や落書きをする迷惑行為が発生。そこで地域のみんなで団結してこの問題を解決していこうと、サポート隊を立ち上げて夏休み初日から活動を開始した。
隊員は蛍光カラーのチョッキを身につけて、5人以上で深夜の約2時間をパトロール。夏休み中は毎日続けることにしており、先日は花火をしにきたグループを指導するなど、徐々に効果も表れているようだ。
伊東校長は 「大人が監視しているということが広まれば抑止力につながり、迷惑行為は無くなっていくと思う。今回は地域の人の力を借りられるのが一番ありがたい」 。同校の施設開放委員会から参加している山本安雄さんは、 「昔の子どもはよそのおっちゃんに怒られたりしたが、今はそういうことが無くなっている。活動を通して、地域全体で子育てに協力するという意識を高めていければ」 と話している。





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