2008年08月07日

2008 03.スポーツ

震災を機に交流13年 安原と神戸市長田区の少年野球ナイン

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握手する安原の松本主将(左)と雲雀ヶ丘の大塚主将

13年前の阪神淡路大震災を機に始まり、 毎年恒例となっている安原少年野球部と神戸市長田区の雲雀(ひばり)ヶ丘少年野球部の交流会がことしも2日間の日程で開かれた。 ことしは安原ナインが同市を訪れ、 市内の高校のグラウンドで親善試合を行うなど少年球児たちが白球を通して交流を深めた。

交流は、 和歌山市学童野球東支部の審判部長で和歌山市消防局に勤務する津田敏次さんが震災後、神戸市消防局に出向していたとき、 雲雀ヶ丘の小島誠一監督と知り合ったのが発端だ。
震災直後の神戸で業務にいそしむ津田さんは暗くなりがちな表情の子どもたちを 「元気づけたい」 との思いから、 津田さんの子どもが所属する安原と雲雀ヶ丘の交流を、 その年の11月に実現させた。 その後も交流が続き、 ことしで14回目を数える。
今回の交流会には雲雀ヶ丘と交流が盛んな同区の池田少年野球部も参加。 試合は安原が雲雀ヶ丘を3 - 2で下し、 池田との対戦では0 - 5で負けたが、 3チームとも少年らしい元気いっぱいのプレーで親善試合を満喫した様子。
試合後の交流式では記念品を交換し、 安原の松本尭樹主将が 「いろいろな準備をして迎えてくれてありがとうございました。 来年は和歌山に来てください」 とあいさつし、 雲雀ヶ丘の大塚翼主将が 「暑い中、 一緒に汗を流して交流できてありがとうございました」 と笑顔で応えた。
2日目は高校球児の熱闘が繰り広げられている甲子園で日大鶴ヶ丘と鹿児島実業の試合を観戦。猛打が爆発した鹿実打線に子どもたちは感激し、 大きな声援を送った。





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