2008年08月09日

2008 00.社会

県内児童数27年連続減 県の学校基本調査で分かる

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県内の小学校児童数は27年連続して減少し、 今年度は前年度比730人減の5万8259人となっていることが、県の学校基本調査 (5月1日、 速報値) で分かった。 児童数は昭和33年の過去最高時(13...

県内の小学校児童数は27年連続して減少し、 今年度は前年度比730人減の5万8259人となっていることが、県の学校基本調査 (5月1日、 速報値) で分かった。 児童数は昭和33年の過去最高時(13万2657人) の41・7%で、 あらためて少子化の現状が浮き彫りになっている。県は少子化対策を重点施策の1つに掲げているが、 児童減に歯止めがかかっておらず、 10年後には5万人を切りそう。 。

調査結果の概要によると、 小学校の学校数は分校含め299校で、 前年度より11校減少。1学級当たりの児童数は0・3人増の22・6人 (全国25・6人)。 教員数は48人減少し4039人、教員1人当たりの児童数は14・4人 (全国17・0人) となっている。
中学校は、 学校数145校で1校増加、 学級数は1189学級で10学級減少。 生徒数は514人減の3万788人で、 昭和37年の過去最高時 (7万7233人) の39・9%で、 昭和62年から22年連続の減少。 1学級当たりの生徒数は0・2人減の25・9人。 教員数は3人減の2554人。 また、 高校などへの進学率は前年度比0・1ポイントアップの98・4%となっている。
幼稚園の園児数も前年度比428人減少の9466人で2年連続して1万人を下回っている。
19年度の長期欠席者 (30日以上の欠席者) は、 小学校で2年ぶりに減少し、 前年度比16人減の625人。 一方、 中学校では17年度から3年連続して増加しており、 19年度は1349人と前年度より90人増加した。 長期欠席の理由で 「不登校」 は小学校43・5%、 中学校72・5%。
高校卒業者は9803人で前年度比701人の減少。 就職率は21・6%と前年度比1・1ポイント上昇し5年連続のアップ。また大学進学率も0・9ポイントアップの49・9%と4年連続して上昇している。





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