2008年08月21日

2008 03.スポーツ

湯元選手見事銅メダル 北京五輪レスリング男子フリー60k級

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市役所に掲げられた横断幕と湯元選手

北京五輪第11日の19日、 レスリング男子フリースタイル60k級で五輪初出場の和歌山市出身の湯元健一選手(23)=日体大助手、 和工卒=が3位決定戦でバザルグルエフ(キルギス)に勝利し、 銅メダルを獲得した。 湯元選手は2回戦から登場しコリャキン(タジキスタン)をフォール勝ちで破ると、 3回戦はドゥット(インド)に2 - 1で競り勝った。 しかし、 準決勝でフェドルイシン(ウクライナ)に2 - 0で敗れ、 決勝進出は逃した。 銅メダルをかけた3位決定戦。 第1ピリオドは両者攻め手を欠き無得点で終わるが、 湯元選手は抽選で攻撃権を得るとすばやくバックを取り、 先取。 第2ピリオドは得意のタックルから左足を取るとバックに回り、 そのままアンクルホールドで相手を回転させポイントを奪取して勝利を決めた。 銅メダルが決まった瞬間、 湯元選手は家族や日本選手団がいる観客席に向かって大きなガッツポーズ。 「恥ずかしくない試合をしたかった。 金メダルが欲しかったが自分の実力は出し切れた」 と話し、 喜びをかみしめた。 20日には湯元選手の銅メダル獲得を祝福するため、 地元の和歌山市役所本庁舎4階南側に縦80cm、 横8mの横断幕が掲げられた。
仁坂吉伸知事 この銅メダルは、 湯元選手が日々積み重ねてきた練習と努力の賜物にほかなりません。 最後まで諦めず戦う気持ちが試合でもよく表れ、 相手に向かっていく闘争心あふれる姿は、 県民、 さらには国民に大きな勇気と感動を与えてくれました。
大橋建一市長 和歌山市出身の人がメダルを取って大変うれしい。 スポーツをする子どもたちの勇気になったことでしょう。 市では特別栄誉賞を出すつもりで検討中です。





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