9月27日から開かれる大分国体への出場をかけた剣道競技の近畿ブロック大会が去る17日、 滋賀県湖南市の総合体育館で開かれ、 男子少年の部で和歌山が兵庫とともに全国への切符を手にした。 和歌山男子少年が国体本戦に出場するのは4年ぶり。 代表選手6人のうち、 3人が所属する和歌山東高校剣道部では、 晴れの舞台に向け、 部員らの練習も日々激しさを増している。
代表メンバーは、 和歌山東高から野口貴史君 (18) =3年=、 藤井惇宏君 (同) =同=、 髙垣紳二郎君 (同) =同=の3人と、 ほか箕島高校3年の温井祐策君 (18)、 同校2年の宮里太君 (17)、 紀北工業高校3年の牧健一君 (18) の合わせて6人。
近畿ブロックは総当たりで行われ、 大阪と京都にはともに2 - 0で勝利。 滋賀には接戦の末3 - 2で勝利し、 本戦出場を決定付ける対奈良戦では、 先鋒、 次鋒、 中堅ともに引き分けるという実力伯仲の一戦に。 そこから副将の野口君が面を2本決める見事な2本勝ちを収め、 1 - 0の接戦をものにした。 兵庫との対戦では4 - 1で敗れたが、 5戦4勝1敗で、 兵庫とともに国体出場を2位で決めた。
試合を振り返り、 野口君は 「3年生で最後の大会。 思い切って戦った」 といい、 国体本戦には 「全力で挑みたい」 と気合十分。 ことしのインターハイでは個人でベスト16にも入った次鋒藤井君は 「厳しい戦いだった。 国体では、 ぜひ主催の大分と対戦して倒したい」。 同じくインターハイに出場した先鋒の髙垣君は 「暑さとの戦いもあったが、 自分の力を出し切るよう挑んだ。 国体では、 メンバーと団結し、 一丸となって戦いたい」 と意気込んでいる。