2008年08月22日

2008 00.社会/2008 05.紀の川・岩出・海南・紀美野

青洲の里を盛り上げよう 地元有志120人が友の会設立

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新しい組織で活動を誓い合う会員

10年ほど前から青洲の里(紀の川市西野山、堂本正秀理事長)の運営にボランティア活動を続けている地元の人たち約120人がこのほど「青洲の里友の会」 を設立、19日那賀保健福祉センターで結成総会を開いた。初代会長に坂本康隆氏を選任し、今年度の事業計画などを決めた。恒例の青洲まつりや七草粥まつりのほかに、今年度は外資系の製薬会社であるアストラゼネカ(株)(本社・大阪市)が社会貢献活動で行っている清掃作業を共同で実施、社員との交流を図ることにしている。

「青洲の里友の会」 は、同所がオープンした平成11年に旧那賀町の女性を中心とした有志により組織。イベントや会場周辺の手入れなど、施設を運営していくのに人手不足だったことから、青洲の里に理解のある人たち約30人で世話人会として発足。今では約120人の組織になり、同所が行うイベントなどでさまざまな活動に協力している。
同所の前事務局長で昨年9月に退任した池田行男さんは 「青洲まつりのイベントの一つで青洲を献身的に支えた妻・加恵の嫁入りを模した青洲時代行列も皆さんから発案いただいた。また、地元で取れた野菜などを使ったバイキング料理、七草粥まつりなど地元の人ならではのアイデアを出していただいた。今日の青洲の里があるのも皆さまのおかげと思っています」 と、感謝の気持ちを述べた。
結成総会には会員ら約90人が出席。堂本理事長が、 「世界で初めて全身麻酔による乳がんの摘出手術を成功させた医聖華岡青洲先生の功績をたたえ、広めていくために紀の川市は日本で初めて自治体によるピンクリボンキャンペーンも展開しています」 と、世界的に知られた華岡青洲の名を通じて市を広くPRするためにも協力を求めた。
坂本会長は 「医聖華岡青洲を郷土の誇りにし、功績を世界へ広めていこうとの思いで立ち上げた。今後、我々と行政が協力し取り組んでいきたい」 と意欲を語った。
【青洲の里友の会役員】(敬称略)会長=坂本康隆(那賀)▽副会長=山田正文(上名手)、藤田佐代子(名手)、南けい子(王子)▽会計=丹生久子(麻生津)▽幹事=上野博子(名手)、徳山裕則(那賀)、前川真智子(王子)▽監査=亀岡加津美(上名手)、畑佳延(麻生津)





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