2008年08月22日

2008 02.政治・経済

県産品を首都圏に売り込め 梅など10業者がスーパー紀ノ国屋と商談会

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サンプルを前に紀ノ国屋バイヤー(左)と商談する県内業者(21日、県民文化会館で)

首都圏の老舗高級スーパー 「紀ノ国屋」 (増井徳太郎社長) と県内生産・製造業者との商談会が21日、和歌山市の県民文化会館で開かれ、 梅や干物、 寿司の加工業者など約10社が参加した。同社と県が販売促進協定を結んで以来初の商談会。 参加業者らは首都圏への商品売り込みの絶好の機会と捉え、バイヤーからのアドバイスに真剣に耳を傾けた。

県が県外スーパーとして5月20日に紀ノ国屋と初めて締結した 「県産品の販売促進に関する協定」 に基づき開催。 商談会では、 県内業者が商品のサンプルやパンフレットなどを持ち込み、 紀ノ国屋のバイヤー (買付担当者) から品質や価格、 パッケージなどについての助言を受け、 有望な商品は同社の都内店舗で販売されることになっている。
この日参加したのは、 和歌山市の野菜づくりを行っている農園関係者、 橋本市・新宮市の寿司、 みなべ町の梅・干物、 有田川の山椒の各加工業者ら。 商談は県の食品流通課の職員も立ち会い、 参加業者がサンプルを並べて商品説明。 バイヤーから品質など商品づくりについてアドバイスを受けていた。
有田川町のかんじゃ山椒園を経営する永岡冬樹さんは 「つぶのまま商品にした山椒の加工品を作っている。 大阪駅構内の店舗には置いているが、 首都圏でもぜひ販売したい」 と話していた。
紀ノ国屋は1910年の創業。 現社長の祖父、 浅次郎氏は和歌山出身で1953年、 東京・表参道で国内初のセルフサービスのスーパーを創設した。 現在、 東京に8店舗展開。 県食品流通課によると、 11月に同社の国立店など5店舗で 「和歌山フェア」 を開催予定で、 今後も県との協定に基づき、 有望県産品の掘り起こしが行われる。





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