2008年08月27日

2008 04.文化・くらし/2008 05.紀の川・岩出・海南・紀美野

桃に続きイチジクも 紀の川市が東京でトップセールス

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おいしいイチジクをPRする中村市長(左)と厚地組合長

全国一の産出量を誇る紀の川市のイチジクを関東圏にPRしようと中村愼司市長とJA紀の里厚地諭組合長、西川泰弘市議会副議長が東京都中央卸売市場(大田区)を訪れ、トップセールスを行った。会場では、イチジクやジャムの試食が行われるとともに、このセールスにあわせて市とJAが作成した 「果物王国紀の川市・いちじく編」 というリーフレットを配り、大田市場関係者にアピールした。

トップセールスは、ことしからスタートした事業で、7月の大阪中央市場でのモモに続くもの。
関東圏のイチジクは、競合先の愛知県産が多く、紀の川市産はあまり知られていないことから、露地物の旬を迎えたこの時期に販売促進を図り、ブランドイメージを定着させることを目標に実施。
中村市長は 「紀の川市は、果物王国ともいえるほどたくさんのフルーツがとれる。中でもイチジクはおいしくヘルシー。東京の人たちにもたくさん食べてほしい」 、厚地組合長は「石油高騰の中、農家経営は厳しいが、皆様においしいイチジクを提供するために努力している。ぜひ、農家の納得のいく値段での販売をお願いしたい」とそれぞれあいさつした。
一行は、大田市場でのセレモニーのあと、市場関係者と意見交換会、都内スーパーの販売現場や有楽町にあるわかやま喜集館の視察を行った。関係者からは「イチジクは近年、イメージがよくなり需要は伸びている。生産量をぜひ増やしてほしい」と期待する声に、一行は手応えを確信していた。
県内の農産物全般の産出額は約1000億円。うち紀の川市は161億円で、イチジク、ハッサクは全国1位、モモは全国2位、柿3位、キウイフルーツ4位など四季を通して果物や野菜が豊富にとれる。
市とJA紀の里は今後、10月に柿のトップセールスを得意先の北海道で、来年2月にはキウイフルーツを横浜で行うなど、紀の川市産の農作物の販売促進を積極的に進めていく考え。





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