もちなげで盛大に祝う 和歌山アイコム紀の川工場で上棟式

紀の川市の北勢田ハイテクパークに来年2月末完成を目指す仮称・和歌山アイコム紀の川工場で29日、新工場上棟式が行われた。
式典には施主のアイコム(株)(本社・大阪市平野区)から井上徳造会長、福井勉社長また和歌山アイコム(株)から百代靖夫社長ら。設計監理の(株)藤木工務店・阪口俊夫設計課長、施工の三洋建設(株)・上野山泰生社長、地元から中村愼司市長、西川泰弘副議長、県関係では中岡雅和那賀振興局長や岡本賢司県企業政策局長ら約30人が出席。
アイコムの井上会長と福井社長が柱締固、 設計と施工の業者が締固確認とへい串取付のそれぞれの儀式を行ったあと、 地元の人たちも参加しもち投げで祝った。

あいさつで井上会長は 「上棟を多くの人に祝っていただき、立派な工場に仕上がると思う。僧兵の鉄砲隊は当時、最新鋭そのもの。その地で我々が事業に参画できることに意義深い」 と意気込みを語った。
アイコムは、無線通信機器製造で世界第3位の企業。有田川町に工場を持ち現在、月13万5000台を生産。紀の川工場が完成すればピークで6万台の生産が可能で、2工場を合わせると月20万台は世界第2位の地位になる。
紀の川工場は、敷地面積約23000平方mに鉄骨造り2階建て建築面積8253平方mを建設。地元雇用160人を予定しているという。