2008年09月12日

2008 00.社会

スポルト和歌山が今月末で撤退 ボウラーら存続求め署名活動

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署名をお願いする中村さん

和歌山市小雑賀のボウリング場 「スポルト和歌山」 が9月末をもって閉店することを受けて、 ジャパンレディスボウリングクラブ和歌山支部長の中村由紀子さんを中心として、 営業継続を求める署名活動が県内のボウラーなどに向けて行われている。 今月1日から始めた活動で集まった署名数は、 現在で500人超。 中村支部長は 「思い出がたくさん詰まったこの場所でボウリングを続けたい」 と話し、 集まった署名を使って営業を続けてくれる企業を探して訴えかけていく予定だ。

スポルト和歌山は、 県ボウリング場協会に加盟しており、 シニアを中心とした客層でにぎわう店舗。
近隣には昨年4月に新たにボウリング場が開店したが、 この施設は協会に加盟していないため競技大会を行うことができず、 スポーツ競技としてボウリングを楽しむ市民にとっては利用する年齢層も異なり、 「入りづらい」 という。

署名活動にはスポルト和歌山友の会、 県ボウリング連盟 (西田一善会長)、 日本ボウラーズ連盟 (山口正雄スポルト和歌山支部長) らも参加し、 有志を募っている。
7年前からスポルトを利用している森田忠志さん (68) は 「この場所は和気あいあいとしたボウリング場。 スポルトでたくさんの人と交流できたし、 思い出もある。 閉店は本当に寂しいものがある」 と肩を落とし、 中村支部長は 「こじんまりとしたボウリング場ですが、 集まるみんなが家族みたいなもの。 本当にいい雰囲気で競技を楽しんできました。 これからもスポルトでボウリングがやりたいので、 署名活動を続けていきたい」 と話した。
現在のスポルトは、 他の企業に土地を借りている状態であることから、 同支部は今後、 土地を貸している企業を中心として、 仲立ちをしてくれる企業を探して、 営業してもらえるように嘆願していく。






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