アルテの自販機 売上の一部が運営費に

ん? 見たことない自販機やな? 和歌山からJリーグ入りを目指しているサッカーチーム 「アルテリーヴォ和歌山」 を多くの人に知ってもらい、 支援の輪を広げようと、 NPO法人 「和歌山からJリーグチームをつくる会」 は、 和歌山市内に緑色のアルテリーヴォ支援自販機を2台設置している。 売上金の一部がチームの運営費になり、 同会は 「今後も設置台数を増やしていきたい」 と話している。

支援自販機が設置されているのは同市平井の 「信濃路」 紀ノ川店前駐車場と栄谷のアパート 「コーポメイト」 前の2カ所。 先月の31日に初設置した。 アルテリーヴォのイメージカラーである緑を全面に塗装し、 正面に大きなサッカーボールとアルテリーヴォの 「A」、 側面にはアルファベットでアルテリーヴォと書かれ、 シュートをしている影絵も描かれている。
デザインしたのはコカコーラだが、 イメージを打ち出してラフ画を描いたのは、 同会の奥村申二さん (40)。 自販機の隣にある缶とペットボトルの分別容器が顔に見えるのは 「偶然の産物」 だとか。 奥村さんは、 「いいデザインに仕上がっていると思います。 支援金を集めるというよりは、 この自販機を利用した人がアルテリーヴォを知り、 興味を持っていただけたら」。 信濃路紀ノ川店の寺澤孝店長 (37) は 「写真を撮っている人もちらほら見かけますよ。 アルテリーヴォが多くの人に認知されるといいですね」 と話していた。
アルテリーヴォは昨年2月に発足。 ことし、 県社会人サッカー3部リーグで優勝し、 2部昇格を果たしたばかり。 全国社会人サッカー選手権和歌山大会でも優勝し、 Jリーグ経験者の選手も数人在籍し、 着実に力をつけている。