2008年11月19日

2008 00.社会

マスクでエチケット 和歌山市がインフルエンザ対策

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市民の利用が多い場所を中心に設置している使い捨てマスク

これから流行するインフルエンザの感染対策と「咳エチケット」を認識してもらおうと和歌山市はことしから、市役所や保健所など市民の利用が多い場所を中心に、使い捨てマスクを設置している。市保健所保健対策課は「ティッシュを持つような感覚で冬場はマスクを持ち歩いてくれるように認識が広がれば」と、普及に期待している。

「咳エチケット」とは、「咳やくしゃみが出たら他人にウイルスをうつさないようにマスクを着用する」「咳をしている人にマスクの着用をお願いする」など厚生労働省が昨年から提唱しているインフルエンザなど感染対策の1つ。マスクをせずに咳やくしゃみをするとウイルスが2 - 3メートル程度飛び、この範囲内にいる人が感染する可能性があるとされている。
マスクは市役所本庁舎1、2階や東庁舎の1、2階、市内各保健センターなどに合計約3000枚を設置。不織布製のサージカルマスクというタイプで、ガーゼ製のものより目が細かく使い捨てのため衛生的。同課によると息を吸う時のウイルス吸入を完全に予防できるわけではないが、ウイルスの広がりをある程度防ぐ効果はあるという。
インフルエンザは例年11月下旬から12月上旬に患者が出始め、翌年1月から3月にピークを迎えるが昨年は12月に流行した。ことしは昨年に比べ早期流行の兆しはないが早めの対策として、マスクでの感染対策を推進している。





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