2010年01月05日

03.スポーツ/05.紀の川・岩出・海南・紀美野

ヤクルト4位指名、平井選手が後輩を激励

平井諒選手 東京ヤクルトスワローズ 川原少年野球クラブ

後輩選手から激励を受ける平井選手

紀の川市の川原少年野球クラブは3日、 市立川原小学校で、 プロ野球入りが決まった同クラブ出身の平井諒選手(18)=愛媛県私立帝京第五高校=の入団激励会を開いた。 同クラブの選手や卒団生、 同級生ら約100人が祝福。 平井選手は「川原少年野球クラブは僕の原点です。 早くテレビの野球中継で、プレーする姿を見てもらい恩返ししたい」と決意を述べた。

昨年10月のドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから4巡目指名を受けた。 身長183センチ体重74キロ右投げ右打ち投手で最速148キロのストレートとスライダーが武器。 背番号は67番に決定している。 野球を始めたのは平成11年の同クラブ入団からで、 粉河シニアで硬式野球を経験、 「本気で野球がしたい」 と親元を離れて現高校に進学。 2年の夏、 愛媛県大会でノーヒットノーランを達成し、 一躍脚光を浴びた。

後輩からの 「速い球はどうしたら投げられるの」、 「高校ではどんな練習していたの」 などの質問には、 「下半身をしっかり鍛えること。 目標を決めたら、 何をするか考えて練習することが大事」、 「毎日、 日が暮れるまで練習しています。 監督を怒らせた時は日が変わるまでするよ」 と答えた。 それを聞いて、 厳しい練習が嫌だという選手も 「しっかり走ります」 と答え、 会場は盛り上がった。

平井選手入団時から現在も同クラブで指導する服部桂三監督 (53) は 「きゃしゃな身体でも頑張る子でした。 先輩のプロ入団に子どもたちも喜んでいます」。 父の昌幸さん(42)は 「今日の応援に対する感謝を忘れずに、 好きな野球でみんなに夢を与える選手になってほしいです」 とエールを送った。

翌日4日には、 紀の川市の中村愼司市長を表敬訪問。 市長が野球好きということもあり、 会話が弾んだ。 中村市長は 「プロの道は厳しいだろうけど、 若いからこれからどれだけ伸びるか楽しみだね。 3、 4年はかかるつもりでしっかり頑張ってほしい」 と激励した。





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